ベトナム送り出し機関で働く日本人のブログ

ベトナム生活で日々感じたことを不定期更新します。ベトナム人材(技能実習生、技術・人文知識・国際業務、特定技能、インターンシップ)についてのご相談を承ります。

【宿泊】技能実習2号移行対象職種に追加されました。

2020年2月25日付、宿泊職種が技能実習2号の移行対象職種に追加されました。

訪日外国人旅行者数は、7年連続で過去最高を更新し、2019年は前年比2.2%増で3,188万人でした。観光庁の資料によると、2020年は、4,000万人を目標に掲げているそうです。


そんな中で、技能実習1、2号で3年、特定技能で5年、合計8年間の在留が認められることになります。


職種名:宿泊
作業名:接客・衛生管理


尚、2月25日時点で技能実習2号移行の対象職種は、82職種146作業。技能実習3号移行対象職種は、74職種130作業です。宿泊業は3号移行できません。


1.作業内容(必須・関連・周辺業務)について

外国人技能実習機構(OTIT)から正式に発表されたものはなく、続報が待たれます。


一般社団法人宿泊業試験センターから出されている資料によれば、業務内容はフロント(夜勤不可)・接客・レストランとされています。


◎必須業務(全体業務の1/2以上)
利用客の送迎作業、チェックイン・チェックアウト、滞在中の接客作業、会場準備・整備作業、料飲提供作業、利用客の安全確保と衛生管理


〇関連業務(全体業務の1/2以下)
玄関周辺の接客作業、客室への案内作業、客室の清掃・整備作業


△周辺業務(全体業務の1/3以上)
食器洗浄作業


×不可業務
夜勤、接待、ベッドメイクや皿洗い等のバックヤードのみ


特定技能「宿泊業」作業内容

・フロント(夜勤OK)、企画・広報、接客、レストラン(料理提供、盛り付け)、一日数時間であれば(ベッドメイク、皿洗い)



2.技能実習「宿泊職種」の特徴について

宿泊業試験センターの資料が決定事項であると仮定した場合、技能実習「宿泊職種」の特徴は、介護職種に次ぐ接客業務に占める割合が多いことです。


ホテルの格式、宿泊料金の設定によって、サービスの品質はピンキリですが、最低限以上の日本語が扱えないとクレームに直結するような業務が多いように感じます。


技能実習計画的には、1年目は会場準備・整備作業、利用客の安全確保と衛生管理を中心に、日本語能力などを見ながら少しずつ接客を経験させるといった方法が無難でしょうか。



3.ビルクリーニングやインターンシップの比較について

技能実習2号移行対象職種の中に、職種名:ビルクリーニング、作業名:ビルクリーニング作業があります。


一見、宿泊とは無関係のようですが、必須業務の中に、客室のベッドメイク作業。関連業務に、客室以外のベッドメイク作業。周辺業務に、客室等整備作業ができるようになっています。つまり客室清掃全体、アメニティの交換含めて、これまでも技能実習生の作業が認められていました。


宿泊施設が雇用主になる場合「ビルクリーニング」を利用するメリットは、ベッドメイクが全体の1/2を超えるような作業量の職場において活用しやすいようです。


インターンシップとの比較

在留資格「特定活動」を利用することで、外国の大学に通う学生を、最長1年間インターンシップとして採用することができます。これまでは、主に夏季冬季などシーズンごとに繁忙期のある宿泊施設で多く利用されてきました。今後も短期的に採用したい宿泊施設と、大学学生側とで利用数は減るかもしれませんが、無くなることはないと考えています。


最後に・・・

宿泊業に従事することで、日本の文化、ホスピタリティなどを学んでいただく貴重な機会と思います。外国人、それもまだ来日したことがない方々に、日本の価値観を理解してもらうのは骨が折れそうですが。。


ベトナムもまた観光業が盛んで、チカラを入れています。外資、日系含め多くのホテルチェーンが進出していますし、技能実習や特定技能を終えて帰国した方々の活躍の場は用意されています。


今後、5~10年で日本の技能実習などの経験者が、ベトナムのホテルで働く姿が増えることが期待されます。彼らが活躍する機会を提供するためにも、日本の皆さんにはこれからもベトナムを沢山訪れていただき、日越両国の友好と発展の一助となってくださればと思います。


不安なところでは、目下新型コロナウィルス(COVID-19)が猛威を振るっています。先日、愛知県蒲郡市にある旅館が、新型コロナウイルスの感染拡大により中国人観光客のキャンセルが相次いだ影響で、破産申請するとの報道がありました。


皆様のご健康と、一日でも早い終息をお祈りいたします。


お問い合わせ
vietnam.maru@gmail.com

F1ハノイグランプリの会場を下見してきました!

F1ハノイグランプリは、2020年4月にベトナム初開催されることになっています。


【追加写真2020.2月20日】

観客席が設営されてました。いよいよ迫ってきましたが、コロナウィルスが心配ですね。どうなることやら。ベトナムで確認された16名の感染者は全員完治し、治療していた病院から退院しています。




【追加写真2020.1月某日】

舗装工事が、着々と進められていました。巨大なフィニッシャー(重機)が待機しています。


日曜日だったため作業員は少なめでした。お茶を飲みながら休憩していました。


違反者たちの写真が見せしめで貼り出されていました。鉄筋15kgを盗んだ人たちと、禁止区域に車を入れて罰金!とのこと(笑)



周辺のお店や民家は立ち退きしています。壁画があると、立退料を多めに払ってくれるとか。



舗装工事と解体工事のため、歩道を走るバイクの集団。通勤時間帯の渋滞はとんでもないことになってます。


----ここまで2020.1月某日の追加----


私は、この機会にF1初観戦したいと思ってます。しかも家から15分くらいのところが会場です!



サーキットは、ハノイ中心部から10 kmほどのナムトゥリエム区です。ハノイに来たことがある方は、ミーディンスタジアムを見たことがあるかもしれません。



 スタジアムの周りがサーキット会場になるようです。



コースの3分の2は公道を使用するため、現在工事の真っ最中でした。



周りのベトナム人に、F1観に行くの?と聞いてみたところ、開催されることすら知らなかったり、工事が終わるか分からないからチケット買うのはちょっととか、無関心だったり冷静な人が多いようです。。


チケットは、スポンサー企業であるビングループの小売部門でコンビニのビンマート・プラスで購入できます。但し、店舗により取り扱っていなかったり、店員が知らなかったりでスムーズに買うことができないのでご注意ください。


ビンマート・プラスの店内に貼ってあるチラシ


≪一般≫
1DAY 700,000VND(約3,500円)
3DAY 1,750,000VND(約8,700円


≪スタンド席≫
1DAY 3,636,000VND(約18,200円)
3DAY 9,090,000VND(約45,500円)


3DAYパスを知人と共有することは、不可です。他にもチケットの種類があり、パッケージツアーも販売されています。



宿泊は、会場の目の前にある5つ星のホテル、「Crowne Plaza West Hanoi」がおすすめですが、、、公式HPで調べたところでは期間中はすべて満室となっていました。



開催日 2020年4月5日予定(10月4日国際自動車連盟(FIA)の評議会後に最終決定)4月3日と4日にはフリー走行が行われ、予選は4日のフリー走行終了後
開催場所 My Dinh, Nam Tu Liem, Ha Noi


以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
vietnam.maru@gmail.com

『ベトナム送り出し機関で働く日本人のブログ』の1年を振り返ります。

ブログを始めて1年が経ちました!(いつの間に・・・)


最近全然ブログを書いていなかったのと、年末だしせめて何か書こうと重い腰を上げてネタを探していたところ、1年経過していたという事に気が付きました。


これからもゆるペースですが、、続けていければと思います。応援よろしくお願いしますm(__)m




さて、タイトルにもあるように『ベトナム送り出し機関で働く日本人のブログ』の1年を振り返ってみたいと思います。


◎記事タイトル数

2019年は、この記事を含めると、40本の記事を投稿しました。一つ前の記事は、10月10日でしたので、後半は完全にガス欠しました。


◎月間アクセス数

12月3,007件、11月2,857件、10月2,002件。ワーストは、4月561件でした。4月以降は毎月右肩上がりでアクセスが伸びました。前月からの伸び率は、1月が前月比94.6%、9月は前月比32.8%でした。


2ヶ月以上ブログを放置していたにも関わらず、アクセス数は今月初の3,000件をオーバーしていたことに驚きました。アクセス数が減少するどころか上昇した主な要因は、下記「ブログを始めて良かったこと」の中で触れているSEOの評価上昇が主な理由と思います。


◎ナイス数!

昨年分も若干含みますが、ブログの総nice数は218ということでした。ナイスが付くと地味に嬉しい^^


◎人気の記事

muragonのアクセス解析では、過去1週間の集計結果しか出ないため詳細不明です。時々、チェックしていたところでは、実習生の手数料について書いたこちらが、常に上位表示されていました。



最近では、2020年4月開催予定のF1ハノイグランプリがよく読まれているようです。



◎お問い合わせ件数

ブログ内のコメントを除外すると、個別のお問い合わせは16件で、仕事に直結するお話は9件でした。その内、実際にお会いしたり、オンラインで打ち合わせさせていただいたのは9件です。更に一緒にお仕事、契約させていただいたのは3件、現在進行形で打ち合わせしたりは4件です。



◎ブログを始めて良かったこと

・ブログを始めたからこその出会いがあり、期待していたところではありますが、仕事に直結した成果が出たことは非常に大きかったです。


・応援のコメントをいただき、大きな励みになりました。


・夏ごろには、日経新聞の海外支局の方から取材を受けました。(取材内容や記者の名前は伏せてと言われましたが、取材を受けたことはブログに書いていいと許可は頂いてます。8月初旬に掲載されて、私は電子版で読ませていただきました。)


・検索結果に上位表示されるようになりました。初めのうちは、2つの関連ワードを組み合わせることで、特定の記事が検索結果に表れるようになりました。当然かなり後ろの方に表示されますが、それでも嬉しい恥ずかしい、むずがゆいような、なんとも言えない気分になります。


そして・・・本日時点で「送り出し機関」という重要ワードで、Googleで12番目、Yahooで13番目に表示されるという結果になりました。更に「ベトナム送り出し機関」で検索すると、Google&Yahoo共に4番目という結果に・・(うれし泣)。2ヶ月前までは、単一キーワードでは、引っ掛かりもしなかったのでこの結果には驚きました。muragonというブログプラットフォームが強力に後押ししているのは言うまでもありませんが、SEOで目に見えた結果が表れたこと、想定外の結果にとても満足しています。




ベトナムは、旧正月(テト)をお祝いする習慣があります。2020年は、旧暦1月1日=新暦1月25日となっていて、一般的には1月23日~1月29日が旧正月休みとなっています。新暦の年末年始は、2020年1月1日だけ祝日となっていて、他は仕事です。つまり今日も明日(大晦日)も出勤日です^^;


気分は年末モードに入りにくいですが、これにて2019年のブログを締めさせていただきます。


『ベトナム送り出し機関で働く日本人のブログ』に立ち寄っていただいた皆様、感謝申し上げます。来年が皆様にとって素晴らしい1年になりますことお祈りいたします。良いお年をお迎えください。



お問い合わせ
vietnam.maru@gmail.com