ベトナム送り出し機関で働く日本人のブログ

ベトナム生活で日々感じたことを不定期更新します。ベトナム人材(技能実習生、技術・人文知識・国際業務、特定技能、インターンシップ)についてのご相談を承ります。

在日ベトナム人の犯罪について

在日ベトナム人による犯罪がなんと多いことか、、、残念でなりません。


警察庁が発表している「来日外国人の主な国籍別検挙状況の推移 (平成20~29年)」を見てみますと、


件数別では、2017年に中国(4,701件)を抜いて、ベトナム(5,140件)が不名誉な記録のトップになりました。人員ではまだ中国の方が多いですが、減少傾向にある中国とベトナムがいずれ入れ替わる可能性はかなり高いと思われます。




犯罪者になるのは誰か?


留学生が多いと言われています。留学生と言えば、経済的に余裕があるイメージですが、実際は一部の富裕層の子息だけです。多くは借金をして来日し、学業ままならずアルバイトに精を出します。技能実習生と比べて、経済的に追い詰められている場合があります。さらに東京などの都市圏に学校が多くあり、誘惑も多く犯罪に手を出しやすいと言えます。


在日ベトナム人の犯罪が多いことを、ベトナム人たちはどのように考えているのか?


周りの人に質問してみると「残念なことだけど、ベトナム人だから、仕方がない」と言った答えが返ってきます。


無関心というか、諦めというか、そこまで気にしていない?人が多いです。非常に残念に思うベトナムの一面です。


このままでは後に続く者たちの機会が減少してしまうし、両国にとって大きな損失ではないかなどと言ってみても、相手に響くことなく虚しくなるだけです。



日本語能力試験(JLPT)認定書偽造の疑いで、ベトナム国籍の男女3人逮捕


日本語能力試験(JLPT)に合格すると、就職活動で有利になる。お給料が上がる。在留資格「高度専門職」「特定技能」の認定基準になっているなど、多くのメリットがあり、偽造してでもという気持ちが働くことは理解できますが・・・


今朝、このニュースを開いてしまったがために、関連記事から次々とベトナム人のネガティブ報道を目にすることになってしまいました。現実を直視しなければ・・・



「日本語能力試験(JLPT)」について - ベトナム送り出し機関で働く日本人のブログ


実際に身の回りで起きた事件(技能実習生)


「キャッシュカードの貸し借り」・・・警察に補導された技能実習生が他人名義のキャッシュカードを所持していたころから、受入企業のところまで警察が来る自体にまで発展しました。キャッシュカードの貸し借りは、本人の同意があっても禁止されています。技能実習生の中には、帰国前に自分のキャッシュカードを売っておこずかいに変える人もいるようです。特にみずほ銀行のカードが高く売れるとか・・・


「地下銀行」・・・高い手数料を避けるため、不正に海外送金することです。送金手数料が割安になることから多くのベトナム人が利用していましたが、最近は手数料の安いサービスが登場したことで減ってきているのではと思います。Facebookで知り合った人に送金して、持ち逃げされた実習生がいました。。送り出し機関や組合で働くベトナム人通訳者が仲介役になっていたことがあります。


「転売」・・・農家に勤めていた実習生が、売り物にならない野菜をネット販売していました。農家さんは、自分たちの消費目的であれば自由に持って帰っていいと認めてくれていました。技能実習生は、副業を禁止されています。


「失踪」・・・実習生たちに同情したくなることもありますが、やはり失踪してしまってはフォローのしようがありません。沢山の実習生たちが失踪するのを見てきましたが、中には仲間に騙されて、紹介予定だった仕事がなく仲介手数料だけ取られた人がいました。



私の身の回りには、幸い新聞に載るような事件は起きていませんが、毎月のように失踪者がいた時期があり精神的にかなり辛かったです。


まとめ

ベトナム国の「特定技能」が遅々として進まないのは、これらの目に余る状況が足枷になっていることも一因といえます。


今回はあえてベトナムに関するネガティブな記事を書きました。現実を直視し、自分たちができることは何なのか、今一度考えるきっかけになればと思っています。


良いことばかりではないけど、悪いことばかりではありません!


最後までお読みいただきありがとうございました。
vietnam.maru@gmail.com