ベトナム送り出し機関で働く日本人のブログ

ベトナム生活で日々感じたことを不定期更新します。ベトナム人材(技能実習生、技術・人文知識・国際業務、特定技能、インターンシップ)についてのご相談を承ります。

新型コロナ第二波のベトナム、2020年8月11日現在

ベトナムでは、ダナン市での約3ヶ月ぶりの市中感染を皮切りに、第二波新型コロナの感染が拡がっています。


本日時点で、感染者は840人を超えたそうです。
5月には封じ込めに成功したと、勝利宣言をしたのですが、残念です。


感染源は、中国からの密入国者との噂があり、公安に拘束されたそうで記事になっています。



■ダナン市内

7月28日から社会的隔離措置が決定しました、8月14日まで。


食料品や衣料品の販売、事業所や工場での仕事はOKで、不要不急は禁止です。




■ハノイ市内

私の住んでいるハノイは、公共の場でマスク着用が義務付けられました。自宅マンションの住人たちは設置してあるアルコール消毒をするようになり、4月頃に逆戻りです。クラスターの発生はなく、10名に満たない感染者数で市民は落ち着いています。


職場ではマスクを着用する以外は、特に変化ありません。職員は全員出社しています。新規感染者の発生時期に、ちょうどダナン旅行に行っていた社長と職員2名については、2週間の自宅待機を経て職場復帰しています。



飲食店の閉店が目につきます。有名なフォーのお店まで。。。



■ベトナム人材の採用について

技能実習生や特定技能人材の採用は、すっかりZoomによるWEB面接が定着した感があります。技術力や適正を見るために、実技試験が必要とされる職種においても、実技試験の様子をLIVE中継したり、予め動画撮影しておくことで対応するようになりました。


ベトナム人材の募集状況
3~4月頃:募集が難しく、求人案件があっても紹介できない状況。
5~7月:新型コロナを抑え込み、徐々に回復。5月からWEB面接での対応が可能になる。
8月:逆戻りして、非常に難しくなっています。
特定技能:日本で働いている技能実習生や特定活動の方で、仕事を探している方は、募集できています。食品製造や農業の求人案件が多く、求職者は仕事が減ってしまった製造業関連の方からの相談が多いです。



■今後の見通し

感染源のダナン市内には、多数の旅行客が訪れていて、各地に持ち帰った可能性があり予断を許さない状況です。ハノイ市内では、第二波では少し緊張感が足りないようにも見えますが、ベトナム政府の対応は非常に早く、国民も信頼し任せているとも言えます。集団免疫の獲得ではなく、前回同様に封殺するやり方を取っています。一貫性を持って対応しているところには、心強さと安心感があります。


ベトナムは他国に先駆けて、日本国内への入国規制緩和の第一陣として名前が挙がりました。再入国者のVISA申請および新規入国者については対象者を限定して受付が再開されました。こちらは順次拡大予定とのこと。


マスクは、スーパー、薬局などで普段通りの価格で販売されています。不足するようなことは、余程のことがなければないと思われます。



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